感染者数の報道の仕方

  • 2020.07.08 Wednesday
  • 12:51

連日都内の感染者数が100人越えの報道が続く。
実家の鹿児島でも、これまで累計人数が1桁
だったのが、1日に18人もの感染者が発生した
という。

 

『鹿児島ももう終わりだ〜』

という絶望的な意見がそこかしこのSNSでも

見られる。

 

 

 

 

 

でも冷静になってみると第1波の4月とは世間の
様子が明らかに違う。
どこか切羽詰まった感じが薄い。

医療態勢の崩壊が叫ばれていた2ヶ月前から
医療態勢も整ってきたのか?
そうかも知れない。
でもそれだけではなさそうだ。。
重篤な症状の方がそれほど発生していなさそうで

ある。

 

 

東洋経済の人数遷移グラフを見ると明らかである。

感染者数は増えてはいるが、死亡した人の数は

ゼロである。重症者の数も少ない。

 

『底辺の検査人数が増えている、それに従って

   陽性の人数も増えてきているだけではないか。』

 

つまり、無自覚、あるいは軽症な人の数が増えて

いるだけな気がする。。既に体内に抗体を持って

いる人も増えているのかも知れない。

 

再度、緊急事態宣言の発令前には充分に検証して

欲しい所だ。

これ以上に生活苦の人を増やさないように。

当たり前の普通の生活が送れるように。

 


東京都知事の選挙当日、20時を過ぎたと思ったら

即時に現職の小池都知事で当選確実になった。

 

思わず笑ってしまった。。

 

 

私は良かったと思っている。

現状打破に向けて一生懸命である。

 

人のやる事に文句をつけるしか能が無い人に

ならなくて良かった。

それなりに良い事だけは言っている人もいた

ようだが、でも視点が庶民と変わらない、

理想論ばかりである。

 

選挙直前の週末、新宿に行ってみた。

誰かはわからなかったが、この御時世に

選挙カーの屋根の上でマイクを握り締めて、

でっかい声で演説をぶっていた奴がいた。

 

そういう考えが至らない奴が知事になど

ならなくて良かった。

 

 

話を戻すが、これからは感染者数だけの

報道にはして欲しくないという事だ。

日々発症する人もいれば、

治癒する人もいる。軽症なだけの人もいる。

 

そこらを総括して近い将来の見通しを

込みで報道して欲しいものだ。

スマートウォッチが欲しい?

  • 2020.07.04 Saturday
  • 20:08

 

手頃な値段ながら、いろいろな機能を持つ
スマートウォッチ。
ジョギングする時にいちいちスマホを持ち
出さなくて良いかな、、と
最近ネットを見るたび関心が向く道具である。

 

でもジョギング用に、と数十年前に買った
腕時計がなかなか壊れない。
ソーラーシステムも付いているので外で
ジョギングする度に充電満タン、、、
1,000円ちょっとの時計がここまで長持ちする
とは思わなんだ。

 

 

スマートウォッチだが色々な機能を持つ。
消費カロリー計算、心拍数計、時計をつけた
まま睡眠をとると、睡眠の質まで計って
グラフ化してくれる物まである。

実は最後の機能が私にとっては曲者で考え物
なのだ。。

 

最近朝方、良く夢を見る。
目覚めた時にほっこりできる夢だったら良い
のだが、大抵はその真逆の夢を見る。

誰かに急かされる夢、何かがうまくいかず
夢の中で焦る、忙しく走り回る夢、、

起床して夢で良かったと思う夢ばかりだが、
寝覚めから、どっと疲れている。

 

 

そんな時に睡眠の質を計測されたら、
翌朝悲惨な結果を見せられそうである。

じゃ、寝る時は時計を外して寝ればいいじゃ
ないか?

 

でも、そういう道具が近くにあると、
どうしても気になるんだな、これが。。

 

という事で、やっぱり要らない。

 

ジョギングのお供のwalkmanを時計から
遠隔操作できるようになったら買うかも
知れない。。

 

って、それ用のwalkmanは既にあるってか?

。。2台も3台も要らないってこと。

 

頑張れsony。

 

 

 

喜びと心配の中

  • 2020.06.26 Friday
  • 13:50

 

 

大好きな千葉交響楽団の定期演奏会の開催が

決まった。

とても喜ばしい事である。

5月23日の開催予定が巷で暴れている菌の

おかげで約2ヶ月遅れの8月1日に開催される

事に。

 

炎天下の下、その頃の菌の案配はどうなって

いるのだろう。

 

 

ここ2回ほど続けて開催順延と妙な縁が

ある千葉交響楽団。

前回の定期演奏会も去年10月の開催予定が

2月に延期になった。

 

その時を狙っていたかの如く襲来した台風

のせいである。

 

でも延期になった暁に開かれた演奏会当日

は素晴らしい体験ができた。

演奏する側も聴く側も、待ちに待たされた、

という思いが込められて、

ブラームス第1番の世界を心から堪能する

事ができた。

 

隣に座っていた娘ともどちらからともなく

顔を見合わせて満面の笑みを浮かべながらの

拍手喝采だった。

 

 

世間では段階的な自粛解除が進み、それに

伴って都内の感染者数も増えてきている。。

最近は多少の感染者が発生しても

人々になるべく不安を与えないようにしよう

という意思がどこかで働いているのを感じる。

 

そういった中、コンサートホールの入場者数を

制限するとはいえ、人が大勢集まる空間に行く

ことに躊躇する気持ちが無い事も無い。

 

自分自身は未だに全く自覚症状がない。

なので検査も受けてはいない。

既に感染はしたが自覚症状がないまま過ぎ

去った事なのか、今まさに感染しているのに

自覚症状がないのか、それとも未だに感染

してはいないのか、、

 

全く分からない。

 

人からうつされたらどうしよう、

人にうつしてしまったらどうしよう、、

考えるとやはり心配にはなる。

 

 

心配だったら、行かなきゃいいじゃないか?

 

ごもっともである。

でも当団はプロの楽団である。

演奏会などを開く事で生活の糧を得ている

人達の集まりである。

 

 

大袈裟ではなく、

山下一史さんを音楽監督とした千葉交響楽団

の存在は世界的に誇れる千葉県の文化だと

私は思っている。

 

その文化を絶やす事だけは絶対あっては

ならない。

どこかで前進するための踏ん切りを

つけなければならない。

 

自分ができる範囲の支援を惜しみなく

続けていくだけである。

 

 

あと一ヶ月ある。

台風が来るには早すぎる、、

感染者爆発的な。。考えたくない。

最近何かと地震が頻発しているところが

気になる。。

 

無事開演できる事を祈るばかりである。

 

芸能レポーターの必要性?

  • 2020.06.20 Saturday
  • 09:04

 

 

 

芸能人の不倫にまつわる報道が相次ぎ、
槍玉にあげられた芸能人が次々に姿を消して
いる。

やたら最近そういった機会が増えてきている
気がする。

 

いわゆる全てが『文春砲』。。

 

 

「社会的に見て不条理な事は糾弾すべし!」

 

それはそれは、ご立派な理念の下、報道して
いるのかも知れない。
釈明会見に表れた芸能人は憔悴しきって涙を
流しながらこう言う。

 

『申し訳ありませんでした。。』

 

その様子を見せられて、こちらは毎回
げんなりである。

いったい誰に向かって謝らされている?。。

 

 

確かに褒められた事ではない。
一夫多妻制の国に生まれなかった事を不運と
思うしかない。
でも人が人を好きになってしまったものを
他人によって世間に広く言いふらされ、
なぜ仕事まで自粛させらなきゃならない?

 

芸能人とはその日常生活のあり方まで
社会的な規範であれ、
とは誰も思ってはいない。

テレビでこちらを楽しませてくれれば
それでいい。

 

 

あたかも社会的に赦されざる犯罪を犯した
かの如く、自分は正義のために報道して
いると信じている芸能レポーターという
人種こそ、この世で不要なものに他ならない。

 

『文春砲』などと呼ばれて良い気になって
いると思わぬしっぺ返しがきっと待っている。

 

 

最近のこの人、どこまで真実かは分からない
が、被害者を名乗る女性が怪しいとの話も
出てきている。

 

まさか裏でマスコミが餌を与えて糸をひいて
いるってことはないよね?

 

 

 

この写真が真実だとすると、あまりに

惨たらしい。。

 

 

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 社会思想へ
にほんブログ村

 

 

炎天下のマスク対策

  • 2020.06.13 Saturday
  • 09:18

関東地方が梅雨に入った。

毎日、湿っぽいムシムシした日が続く。

例年であれば、花粉症の時期も過ぎて

そろそろマスクを外しても良かろう、と

なる時期だが、今年はそうもいかない。

 

通勤電車に乗る際、外出する際は

マスクぐらいはしろ!が

日本国に住む人の最低限のマナーと

なりつつある。

 

 

そうはいえ、暑いものは暑い。。

これまで使い捨てのマスクを使ってきたが

昼過ぎには、あの口周りのチクチク感が

気になりだす。。

 

『洗いながら使う良質のマスクであれば

 そんな事もないのか?』

 

amazonで日本製のマスクを探す。

こんな時、劣悪な不衛生環境で作られた

中国製のマスクなどは論外。

 

関西の和服店が出しているマスクがあった。

マスクの生地も和服と同じという所が

目に留まった。

 

 

 

 

 

届いた翌日、早速マスクをはめてみた。

 

商品レビューにも書いてあった通り、

手で持つとカチカチに固い感じがする。

口周りにはめてみると、口鼻周りの曲線に

良い感じでフィットする。

 

『ほー、、肌触り良いかも。』

 

ところが、その日の夕方には、あの

チクチクを感じ始める。。

 

使い捨てマスクと異なり、しっかり

作られた感じのマスクなので、

生地がそれなりに厚い。

 

なので余計に暑苦しく感じる。。

 

『やっぱり、マスクという奴は、

 あのチクチクから逃れられない

 ものなのか?。。』

 

で、amazon地方を再度探索。

すると、マスクと鼻口の間に挟む

チクチク避けがある。。

 

 

今日もそのチクチク避けを装着して

通勤。暑いので汗が出る。。。

研究所の居室も省エネ&コロナ対策で

窓と扉は開きっぱなし。。

 

ちっとも涼しくない。。

 

チクチクを避けたいのか。

チクチク避けに汗をかいた時の

ペッタリとくる不快感を避けたいのか。

 

どっちもどっちか、、

もしかしたら慣れてくるかも知れないが、

いずれにせよ、万能な物って無いんだな、

と改めて思いました、っと。。

 

つまらないオモチャでも買ったと思う事に

するか。

 

だからお金が貯まらない。。

 

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 社会思想へ
にほんブログ村

東京アラート下の通勤

  • 2020.06.06 Saturday
  • 16:42

 

感染者が一桁人数で落ち着いたかと思うと

集団感染で30人見つかったり、、

相変わらず収束に向かって安定しない日々

が続く。

 

 

都心から三鷹に向かう中央線の車両の中は

目に見えて人が少なくなった。まぁその他

大勢とは元々進行方向が逆だったせいもある。

朝は下りで夜は上り。。

 

問題は常磐線で、しかも品川発の東京上野

ラインの車両は結構な大人数である。

コロナ前の押合いへし合いはさすがに無いが

帰宅する時、日暮里駅で乗り換える際、

やってきた電車の中の混み具合を見て混んで

いたら、次に続く上野発の常磐線快速を待つ

ようにしている。少しはマシな気がする。

 

こんな時期だからこそ、臨時電車を増発して

人の乗車を分散させて、電車内が込み合わ

ないように気を使って欲しいものだ。

 

『臨時電車は見合わせました。。』

 

というアナウンスしか聞いた事がない。

 

やること逆じゃないの?。。

 

 

三鷹の研究所も9割以上が在宅勤務、

または待機の真っ只中である。

居室を離れると人気がない暗い廊下が

続く。施設内部のコンビニも15時で閉店

してしまう。

昼食後のひと休憩も慌ただしい。。

 

 

再来月の8月1日は、延期された千葉響の

定期公演日である。この数ヵ月でのイベント

がすべて中止されて相当に厳しい状況に

置かれているらしい。

なんとか、間に合って欲しいと願っている。

 

 

音楽監督の山下一史さんは、

昔あのカラヤンのスタッフを務めていた

経歴をお持ちであり、カラヤンが急病の際、

ジーンズ姿で本番舞台の代打を務めた事が

あるという武勇伝をお持ちの方である。

 

曲目はあのベートーヴェンの第9だよ!

 

そんな偉大な方が千葉を離れるような事に

なってもいいのか、千葉の文化の灯火が

消えてもよいのか。

 

無くするのは簡単だが一度無くしたものを

取り戻すのは困難である。

おらが町には誇れる文化がある、という事

を千葉県全体で再認識して欲しいものだ。

 

 

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 社会思想へ
にほんブログ村

在宅勤務最後の週末

  • 2020.05.30 Saturday
  • 17:56

 

緊急事態宣言からほぼ2ヶ月。

この5月一杯でようやく在宅勤務が

終わる事になった。

 

 

このところ収束が安定してきたかに見えた

タイミングでの在宅終了宣言、とはいえ

東京と北九州の感染者数が気にかかる

ここ2、3日である。

 

『20人程度は第二波ではない』

 

、、って本当か?

最初の頃と言う事が違ってきてないか?

 

東京は脇目もふらず、ひたすら緊急解除の

第2ステップを推進しようとしている。

歓迎すべき事ではある。

 

ただ、

坂道を転がり出した車はもう止まらない。

 

 

たかだか2ヶ月であったが、

閉じ籠りの生活は心底疲れた。

やはり外の社会に出て人との触れあいが

あってこそ、人間らしい生活ができる

ものだ、という事に改めて気付かされた。

 

オンラインでの在宅業務形態を今後は進めて

いくべきという意見もあるようだが、

私は反対である。

 

血の通わない社会など望んではいない。

 

 

最近のバラエティ番組でも遠隔の芸能人を

オンラインで繋ぎ、面白可笑しくなるように

映像を編集して放送しているようだ。

実はひとりひとり閉じ籠っている芸能人も

面白くない思いをしているのだろう。

 

だから元々派手好きで我慢出来なかった人が

報道の槍玉に上げられてしまう。

さぞ、とんでもない悪事を働いてしまった

かのように。。

 

 

 

『今年はオンライン帰省』

 

時期的に仕方がなかったかも知れないが

いつまでもその事態が続くのは勘弁だ。。

映像付きで電話ができる?

ベストエフォートな通信帯域で見せられる

映像の質など見ないでも予想が付いてしまう。

 

実際に行って郷土の空気を吸い、懐かしい

味に舌鼓をうつ。

亡き父も含めた先祖の霊にお参りにいく。

そうできない事を帰省とは言わない。

 

 

ともあれ、来週からまた朝の6時前に起床する

生活が始まる。

ついていけるのか?。。

 

このまま、第二波の襲来もなく静かに収束して

くれる事を願うのみである。

 

 

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 社会思想へ
にほんブログ村

今回の緊急事態解除

  • 2020.05.26 Tuesday
  • 09:14

5/25、緊急事態宣言が解除された。

ようやくここまで来た感がある。

 

薬局、ストア、など生活していく上での

必需品を置いてある店は

色々な工夫をしながら緊急事態宣言下でも

店を続けてきた。

 

色々と知恵を絞るのは良い事だと思うが

お客の側としては決して気持ちの良い

待遇とは言えない所もある。。

 

 

「マツモトキヨシ」に行って生活用品を

購入する。レジでは感染防止のため、

あのビニールの垂れ幕が吊り下げられて

いる。

 

 

ポイントカードを2枚出す。

 

「裏返しにしてもらえますか」

 

金額を支払う。

お釣りも手渡しではなく、受け皿に乗せて

返してくる。

 

客との接触を徹底的に無くする。

その考えはごもっともだ、、

とは思うものの

どこかお客としてぞんざいに扱われている

ような気持ちを受ける。

 

「私はバイ菌なんかじゃないんだよ!」

 

本当は言いたい。

 

 

このまま、ぶり返しもなく収束してくれれば

良いと思う。第2波などもっての外だ。

『3密を避ける』など、人と人との接触を

可能な限り無くするように皆して心がけて

きたこの数か月。

人によっては風評被害に晒されてきた数か月と

言っても良いかも知れない。

 

 

たかだか3か月前には『3密』など誰にも

考えが及ばなかった事だ。

人々の気持ち、考え方も早く元に戻って

ほしいものだ。

 

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 社会思想へ
にほんブログ村

父との日々 2019年10月22日

  • 2020.05.22 Friday
  • 09:33

投稿日 2019年10月22日

 

1周忌を終えて

 

 

父が亡くなって1年が経つ。

時が過ぎるのは早いものだ。

1年なんて、あっという間に過ぎてしまう。

 

1年前の早朝4時。

 

母からの急を告げる電話で叩き起こされ、

jetstarの朝一便に間に合わず、、

 

『空港内の移動でバスとか使っているから

 遅れるんでしょうが!、、』

 

空港の地上係員と少々揉めたが、結局夕刻まで

成田空港内で足止め。。

 

去年の10月15日の出来事だった。

 

それから自分が病院に3泊4日した後の

18日に父が息をひきとった。

 

今年は16日の昼過ぎの便で帰省した。

1周忌はごく身近な親戚ばかりに声をかけて、

西本願寺の城西出張所で執り行った。

 

ここの住職は未婚の若い方なのだが、

法要の念仏が終わった後に説く法話が

実に良かった。

出席した親戚の中にはこの法話を聞いて

涙ぐんだ方もいらっしゃったぐらいだ。

 

 

1周忌も無事に終了してお寺の広間を借りて

昼食会。

 

会の始まりに挨拶を頼まれていた。

 

『本日は晴れて暑なったり、雨が降ったり、

 (へ、が降ったり!(笑っ) by 陽気な

 ぺちゃくちゃオバチャン…)で、

 お忙しい中、誠にありがとうございました。

 

 後略 ... 』

 

従姉妹の中に40年前に美形と誰もが認める

方とも40年ぶりに顔を合わせた。

華麗だった美少女が逞しい母親になっていた。

 

時というものは、たまに酷だ。。

 

でも別れ際に満面の笑みを浮かべて私に手を

一生懸命振っていた姿に40年前の面影を

はっきりと見た。

 

来年は3回忌になる。

法要がある10月に合わせて帰省するつもりだ。

 

何かある度に思い出すと涙ぐむ昨今。

夢の中に父はまだ現れてくれない。

 

にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村

父との日々 2018年12月28日

  • 2020.05.22 Friday
  • 09:23

投稿日 2018年12月28日

 

自分の幸せ、誰かの幸せ

 

今年一年も終わろうとしている。

今年を表す一文字『災』。

 

 

私にとっても決して平穏な一年では

なかった。

 

親父が亡くなった。

親父が亡くなったんだ、という事実は

日を追う毎に私の気持ちの中で、

ゆっくりと重みを増してきているような

気がする。

 

でも親父は自分がいなくなった後に

残された家族の事をしっかりと考えて

くれていた事がわかってきた。

だから私は自分の事を不幸だとか、

可哀想だとか、決して思うまい。

 

『そっちの居心地はどうね?』

 

自室の遺影に話かけてみる。

答が返ってくる事はない。

でも何かしら傍に寄り添ってくれて

いるような気配がする。

 

 

親父の葬儀が終わり、帰京して一冊の

本のタイトルが目を引いた。

伊集院静氏の著

 

『誰かを幸せにするために』

 

伊集院氏の本というと一見平穏な内容

から読者の感情を激しく揺さぶる一節が

突然表れるという印象を持つ。

この本もそうだった。

 

私の魂が激しく揺さぶられたその一節を

ここで紹介したいと思う。

 

曹洞宗の和尚と伊集院氏が、

幼き頃亡くなった伊集院氏の弟の事を

語った時の会話を綴った章である。

 

-------------------------

生きていれば

 

(略)

 

「もうひとつ死んだ者が夢の中で1度も

 まだ出て来ないんですが、

 自分が薄情だからでしょうか?」

 

「そりゃちがう。イイ寝方ができとる

 だけだ。」

 

「熟睡してるって事ですか?」

 

「そりゃ、わしにはわからん。ただ

 ひとつこういう考え方もある」

 

「何ですか?」

 

「おまえはやさしい兄貴だから、

 弟さんは気遣って出んのだろう」

 

「気遣ってですか?」

 

「そうだ。夢に出てみろ。

 たいがいの人は目覚めて悲しむ。

 女、子供だったら涙を零す。

 そういう思いをさせたくないからだ。

 死んだ人は残された者のしあわせを

 祈っとるものだ」

 

「・・・・」

 

(略)

 

人が人をしあわせにできるのかどうか

は正直私にはわからない。

ただ、この世で生きている時に出逢った

こと、それだけで十分に価値があったの

ではと私は思う。

 

-------------------------

 

来年も良い年になるように。

 

 

にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村